2008年3月25日号内容     

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                                                            最新号 2008年 3月25日号  

 

                                                           

 

 

 

 

  1. aiko
    表情豊かなヴォーカルが織り成す比類なきポップ・ミュージックで、多くの音楽ファンに支持されるaiko。彼女はホントにファンとよい関係が築けているな あ、と思う。納得するまでじっくり音楽と向き合い、良質な作品をコンスタントに届け、ライヴで全国各地をまわり、そのステージの上から、あるいはオフ ィシャルサイトの中から、まるで友達のような親しみやすさで交流をあたためる。ファンにとってこれほどシアワセな事はない。  昨夏に初の両A面シングル 「星のない世界/横顔」をリリースし、年末の紅白歌合戦でも最高のパフォーマンスを見せてくれた彼女から、約半年ぶりとなるニューシングル「二人」が 到着した。曲数が少ないシングルでも、アルバム並みに濃密でオリジナリティ豊かな世界を私たちに聴かせてくれる彼女だが、今回のシングルでもその魅力 が余す所なく収められている。 「二人」とは、もちろん“あたし”と“あなた”の事。予想以上のスピードで、相手にのめり込みそうになる瞬間。相手の 視線の先に別の女の子を見つけてしまった瞬間。どこまでもピュアで、痛いほど哀しくて。女の子なら一度はこんな切ない気持ちになった事があるのではな いだろうか。この曲は、そんな恋愛の瞬間や、二人の心の距離を鮮やかに切り取り、ストレートな言葉で綴っている。躍動感溢れるイントロから始まり、Aメ ロでは一転してスロウダウン。切ない旋律で聴き手をグイグイとaikoワールドへと引き込んだと思ったら、サビでは再びパワフルなバンド・サウンドをバッ クに小気味よく歌い上げる。ジェットコースター並みのめくるめく展開にドキドキするやら感激するやら。素晴らしくメロディアスで、まるで組曲のような 構成は何度も繰り返し聴きたくなる・・・。
  2.  
  3. 中川翔子
    座右の銘は「貪欲」。今の若者には貪欲さが欠けている。説教好きの大人たちはそう嘆くかもしれない。しかし、しょこたんこと 中川翔子は「貪欲」に突 っ走って、いろいろなことを成し遂げてきた。そしてついに、念願の1stオリジナルアルバムが完成した。これぞ、貪欲に生きた証し、その軌跡。そんなしょ こたんへのインタビュー。ご堪能あれ。 ――1stフルアルバムの完成おめでとうございます! まず、今の気持ちを聞かせてください。「ビックバンウレシス !長い間夢だった一つの生きた形がまさに完成したという感じで、一生我が子のように大切にしたいです! 興奮度120パーセント、すべてが聴き所です!! 」 ――アルバムタイトルの由来を教えてください。「歌の仕事で人生が変わっていってるんです。気持ちもどんどん変わっていくし、星みたいに色々な色と か色々な曲の種類もあって、それが奇跡の重なり合いだと感じたので、宇宙の始まりである『Big☆Bang!!!』というタイトルにしました」 ――毎日すごく忙 しいと思いますけど、準備期間はどのくらいあったんですか?「あまりなかったです。怒涛のようにレコーディングした時もありましたね。なので、聖子さ んや、アニソン、特撮ソングなど、今まで好きだった曲とか自分を高めてくれる曲を聴き直してレコーディングに臨みました」 ――そんな中、最近のアルバ ムはシングルなどの既発曲中心で新曲は少ないものが多いのに、このアルバムでは新曲が7曲も入っています。ファンにとってはすごく嬉しいことですよね。 「アルバムを出すタイミングが遅くなってしまったという理由もあると思いますが、その分特典がいっぱいついたと思っていただければ(笑)」 ――今回は 完全にオリジナル曲の作品集ですが、カヴァー曲を歌う時との違いは?「カヴァー曲はどこでどう歌うべきかとか、ここは大事にしないとこの曲は成り立た ないに違いないとか、ファンとしての妄想が入ってしまうのですが、オリジナル曲は自分自身世界を作っていかなきゃいけないので、それはそれで難しいと 感じましたが、逆に壊すものはないので自由に歌えました」 ――「starry pink」では作詞も手がけていますが、絵などいろいろな表現手段を持っているしょ こたんにとって、作詞とはどんなものですか?「初めての快感を感じました(笑)。共作という形ですが、自分の意見は生かせていると思います。初めて自 分のオリジナルといえる詞を作れたのでうれしかったです・・・。
  4.  
  5. ASIAN KUNG-FU GENERATION
    2007年は夏フェスなど数度のライヴ以外はほとんど姿を現さなかったアジカンの面々。デビュー前から行っている主催イベント「NANO-MUGEN FES」もお休み 。リリースものもライヴDVDが1枚と、11月になって漸く1年ぶりとなるシングルが出たのみで、1年のほとんどをプリプロ、リハーサル、レコーディングに費 やしたようだ。2006年3月に3枚目のアルバム『ファンクラブ』をリリース。その直後から制作に入ったというシングル「或る街の群青」を同年11月にリリー ス。プロモーションやライヴをこなしつつ、そのままアルバムの制作作業に取りかかった。2007年11月に1年ぶりとなるシングル「アフターダーク」をリリー ス。この曲は、アルバム制作の流れの中から生まれた曲で、ニューアルバムからのかなり早めの先行シングルといえる。2008年に入り、2月6日にニューシン グル「転がる岩、君に朝が降る」をリリース。ここからはもうニューアルバムに向けて臨戦態勢。3月5日には2年ぶりとなる4枚目のアルバム『ワールド ワー ルド ワールド』がリリースされる。ファンのやきもきした気持ちが漸く解放されるのだ。  言葉を見直す時期が来ている。早い人はもう気が付いているはず だ。「アフターダーク」は布石だった。この曲の歌詞にある一節「だけど僕らはまだ何もしていない」。これはこのアルバムのキーワードだ。アルバムの冒 頭にこんな言葉を用意してくれているなんて、ゴッチは優しい。ゴッチこと後藤正文の作詞センスは定評がある。このアルバムには、そんな彼がどうしても 今伝えなきゃいけないこと、形として残しておかなきゃいけないことがこれでもかと詰め込まれている。音は元気だ。言葉を運ぶメロディーの良さ、シンプ ルに見えてしっかりと練り込まれたアレンジ。特にリズムアレンジは素晴らしい。ひと言で言えばいい曲が多いし、ライヴでも盛り上がることだろう・・・。
  6.  
  7. ONE☆DRAFT
    松坂世代にはわずかに間に合わなかったが、ここにも音楽シーンのドラフト1位でデビューしてきた連中がいる。もちろん、音楽にはドラフト制度なんてない けど、彼らのグループ名には、きっと誰にも負けたくないという気持ちが込められているんじゃないかと思う。  ONE☆DRAFTは2MC+1DJの歌ものラップグル ープ。3人のメンバー全員が1981年生まれの現在26歳。中学卒業後、帝京高校に進学、野球部に入部し、ここで3人は初めて出会うこととなる。帝京高校は松 坂旋風が吹き荒れた高校野球の第80回大会に甲子園出場を果たすものの、 2年生だった彼ら3人は残念ながらベンチ入りはできなかった。卒業後の3人は別々 の道を歩む。高校時代から趣味でDJ活動を始めていたDJ MAKKIは都内を中心にDJとして活動。2004年からはSOULHEADのライヴでDJを担当するようになる。MC のLANCEは卒業後アメリカへ5年間の留学。この間にヒップホップに目覚めたというが、幼い頃からピアノを習い、合唱コンクールで3年連続の最優秀伴奏者賞 を受賞したというのだから、もともと音楽の素養をしっかり持っていたのだ。そして帰国後、DJ MAKKIに誘われて本格的に音楽の道へ。186cmという長身のMC 、RYOはシンガーとしての道を選んだ。オーディション番組に出場したり、横浜のソウルバーで働きながら生バンドで歌ったりしていた。その後、音楽の勉強 のため半年間ニューヨークに渡る。また、スノーボードC級インストラクターの資格やキャンプインストラクター、ライフセイバーの資格を持つなど、アウト ドアー派の人間である。野球という同じ出自を持ち、 一度は離れたものの、今度は音楽という別のフィールドで3人は再会する・・・。
  8.  
  9. 綾香
    絢香にとってデビュー2年目となった昨年は、アーティストとしてさらに飛躍の年となった。年末には自身の20歳の誕生日でもある12月18日に大阪城ホールで 、12月20日には日本武道館でライヴを成功させ、2度目となる紅白歌合戦に出場し、堂々たるパフォーマンスを敢行。そんな彼女が今年第一弾となるニューシ ングルをリリースする。 両A面シングルとなる今作。まずは、今春全国公開となる『映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝』の主題歌に大抜擢された「手をつなごう」。美しいアコ ースティックギターの音色を背景に、そっと佇むようなヴォーカルが印象的な冒頭から、エンディングに向かってエモーショナルな歌声とギターが絡み合い 、ドラマティックに展開していくスロウ・チューンだ。映画にインスパイアされ、本人が書き下ろしたという詞は、自分の弱い部分を認めながら、大切な人 と「手をつなごう」とシンプルなメッセージを伝えている。物語の中には、植物と人間の戦いが描かれているそうだが、これも彼女が昨年さまざまなイベン トに参加して学んだ環境問題にもつながり、この点でも「手をつなごう」をキーワードに自分の想いがそのまま書けると思ったとか。ドラえもんの映画の主 題歌にふさわしい、人肌の温もりとスケール感に満ちたこの曲は、彼女の新たな代表曲となりそうだ・・・。
  10.  
  11. 田中ロウマ
    昨年発表した1stアルバム『Keep On』でR&B、ロック、ポップスを融合させたグルーヴ感たっぷりのサウンドと、洗練されたヴォーカルを披露して注目を集め たシンガーソングライター・田中ロウマ。2008年第一弾となるシングルでは話題の歌姫・青山テルマを迎え、極上のバラードナンバーを届けてくれた! ―― 新曲のリリースは久々ですよね。「実は6年前に書いた曲なんですよ。今回、歌詞とメロディーをちょっと変えようかと思ってスタッフに相談したら、“その ままの状態でいこうよ”って言われて、作った当時のまんまなんです。アレンジは変えてますけど」 ――今回の曲のテーマは?「単純にいえば出会いがあっ て愛が生まれ、そして別れがありました、ということ。ただし、別れがあったとしても心の中にしまっておけるものがあって、それが思い出だったり、ぬく もりだったり……。恋愛ソングとして聴いてもらっても嬉しいけど、無理に恋愛相手を思い浮かべなくてもいいんです。きっと、みんな、友達や家族とか、 愛している人と別れたことがあると思うんです。その別れた人と一緒に作り上げてきた思い出って、かけがえのないものじゃないですか。それが自分を心の 中で勇気付けてくれる“Forever Love”じゃないかなと。そういうことを書いています」 ――遠距離恋愛ソングとしても受け取れるような気がしたんですが …。「そうかも知れないですね。この曲は自分が大好きなアニメ映画『アメリカ物語2 ファイベル西へ行く』(※1991年に公開されたスティーブン・スピル バーグ製作の映画)を観た後に書いたんで。男の子のネズミと女の子のネズミが離ればなれなってしまったけど、お互いのことを想い合っているというスト ーリーで。遠い場所にいる2匹が同じ夜空を見上げて「サムホエア・アウト・ゼア」を歌うシーンがあって、すごく感動的だったんですよ・・・。
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  13. 島谷ひとみ
    島谷ひとみのニューシングル『泣きたいなら』は、せつない歌声が染みてくる失恋ソングの決定版とも言えそうなナンバーだ。これからの季節にふさわしい 作品でもあるだろう。「この曲は1年前ぐらいから大切にあたためてきたのですが、3月は別れの季節でもあり、ぴったりだなと思って、この時期にリリースすることにしました」 失恋の悲しみを歌っているだけでなく、その胸の痛みを癒していくようなパワーを持っているのが、この曲の大きな魅力のひとつ。“泣きたいなら かまわ ずに 泣いてしまいなさい”というフレーズが印象的だ。「歌ってみて涙がこぼれそうになりました。泣く事を我慢しているときに、泣いていいよ、と泣くことを許してくれる優しい歌詞だと思います・・・。
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  15. ASIAN2
    信州松本を拠点に活動するロック・バンド、ASIAN2(エイジアンツー)。TATSU(Mic)、TWENTY“20”(Mic)、KENSUKE(g)、SHOJI(b)、HIDEO(ds)か らなる5人組で、ロック、ファンク、ヒップホップ、ブルースなどをベースにした柔軟なトラックメイキング、生バンドの醍醐味を活かした攻撃的かつ繊細な サウンドと鮮烈なメッセージを込めたラップが持ち味だ。 これまでの活動を振り返ると、99年より本格的に活動をスタートし、06年5月にシングル「ASIAN VIBRATION」にてメジャー・デビュー。続く9月にリリースした「遠く」が、テレビ朝日“プロマーシャル(プロモーションビデオと企業コマーシャルを融合 させたメディア)”3社合同タイアップソングとなりロングヒットを記録。同年12月にはインディーズ時代を含めても初となる待望の1stアルバム『five men l'amant』をリリース。07年は3月に日本ゴールドディスク大賞で「ザ・ベスト10ニュー・アーティスト」を受賞し、続く9月、1年ぶりのニュー・シングル 「Country Road」を、今年に入ってからは4thシングル「happy」をリリースしている。  そんな彼らから、1年3ヶ月ぶりとなるニュー・アルバム『VERONICA 』が到着した。一作目の『five men l'amant』がバラエティに富む彼らの魅力をコンパイルした集大成的作品なら、シングル「Country Road」「happy」など 全13曲を収録した今作は、その多彩な世界観をさらに増幅させ、スタイリッシュなサウンドで大人のロック・アルバムに仕上げた作品だ。楽曲で取り上げる テーマは幅広く、艶かしさをまとったアダルトなラブソングも収められているが、これまで日本人アーティストがあまり触れることのなかった社会問題や世 界情勢の現実を吐露する曲がとりわけ印象的である・・・。
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  17. 平井堅
    2月20日にシングル「キャンバス / 君はス・テ・キ 」をリリースしたばかりの平井 堅。230万枚という驚異的ヒットを記録したベスト・アルバム『Ken Hirai 10th Anniversary Complete Single Collection '95-'05 “歌バカ”』から約2年4ヶ月ぶり、オリジナル・アルバムとしては『SENTIMENTALovers』以 来、実に3年半ぶりとなる通算7枚目のアルバムが完成した。 このアルバムを聴き終えて、感じたことがある。それは「なんて濃密なアルバムなんだ」とい うこと。まず、収録された13曲のうち8曲がシングル曲ということで、新たなベスト盤のような聴きごたえがある。 近年リリースされたシングルは、ピアノ と歌声のみで構成されたシンプルなラヴバラード「美しい人」、ストレートなポップソング「バイマイメロディー」、恋人へのピュアな思いが綴られた甘酸 っぱいラブソング「君の好きなとこ」、別れの季節をノスタルジックに描いた「キャンバス」といった、いわゆる王道ポップス、王道バラードと呼ばれるよ うな楽曲とともに、自身の新境地を切り開くような曲が多いことに気づく。 すなわち、ハイテンションなムードに包まれた極彩色のポップチューン「POP STAR」に始まり、その「POP STAR」のセルフ・アンサー・ソングで、どこまで尖れるかをテーマにブラックテイストを前面に押し出した「fake star」、軽妙 な早口ファルセットと無機質なデジタル・サウンドが融合した「君はス・テ・キ 」、そして映画『愛の流刑地』の主題歌で、人間の情念を“女性目線”で 歌い上げた「哀歌(エレジー)」。 楽曲にみなぎる生々しさ、躍動感。卓抜したソングライティング・センスと圧倒的な歌唱力によって創り上げられたこ れらの世界観もまた、“歌バカ”の称号を持ちえた平井 堅にしか生み出せないし、歌いこなせないだろう。その潔さ、突き抜け感たるや尋常でない。そこに は、シンガーとして“攻め”の姿勢を忘れることなく、彼が今出したい音に忠実に、やりたいことをとことん突き詰める、そんな強い意思が感じられる。そ んな信念を持って作り上げた楽曲が、バウムクーヘンのごとく幾重にも層をなし、濃密な味わいとなって聴き手に届けられるのだ。平井 堅=バラードシンガ ーというイメージを心地よく覆すような、王道ポップの奥にあるこの“濃さ”が、アルバム・タイトルの意味を表しているのかもしれない。それにしても、 キラキラ感をまとったアップナンバー「POP STAR」と、演歌のような凄みすら感じさせる「哀歌(エレジー)」を創ったのが同じ人物だなんて、かっこよす ぎる・・・。
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  19. スカイ・スウィートナム
    2004年、スカイ・スウィートナムの日本デビュー・ライヴを目撃したときの衝撃はいまだに忘れられない。真っ白な肌にブルネットのロングヘア、ぽってり した唇という容姿はお人形そのものなのに、ステージに現れるなり弾けんばかりに飛び跳ねて、体中でパフォーマンスするそのパワーに圧倒されたものであ る。そもそもスカイは単なるミュージシャンではない。作詞作曲は当然のこと、イラストを描き、洋服をリメイクし、挙句たったひとりでミュージック・ビ デオまで撮ってしまう(それをきっかけにレコード契約が成立したという素晴らしい出来!)マルチ・クリエイティヴ精神は当時から顕著であり、他の“ポス ト・アヴリル群”とは異種の空気を感じさせるのに充分だった。フリルのワンピースにごついブーツを合わせる独自のセンスからもわかる通り、わずか16歳 にして彼女は完全に自分の世界を確立していたのである。 そんなスカイも今年で20歳、ちょっと大人になった彼女がセカンド・アルバムを携えて帰って来 た。今回の目玉は、ランシドのティム・アームストロングとの共演!「Into Action」「Ghosts」というキャッチーな2曲で、息のあったノリノリの歌声を聴 かせてくれる。そしてスーパー・プロデューサー・チーム、The Matrixとのタッグも欠かせない。初期のアヴリルなどを手掛けたことで有名な彼らだけに、 スカイは自分のカラーが消えるのではないかという不安もあったという。しかし結果的にはスカイ本来のカラフルなセンスにエッジ、ビート感が加わり、こ れまでにないタイプのサウンドをもたらした。一回りタフになったヴォーカルやミュージック・ビデオでのダンスにも注目。キュートでたくましい音楽戦士 、スカイの新たな冒険はここから始まる!・・・。
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  21. デルタ・グッドレム
    アルバム売上げが100万枚突破!…こう聞いても、日本の感覚だと「確かに凄いけど、スーパーヒットというほどではないのでは?」と思うかもしれない。し かしオーストラリアなら話は別。人口比で換算すると、日本の830万枚に相当し、なんと4軒に1軒が持っている計算になるのだ。その歴史的偉業をデビュー・ アルバムで成し遂げてしまったのが、デルタ・グッドレム。女優もこなす美貌を持つ、オーストラリア史上最大の歌姫である。しかも自身がソングライティ ングを手掛けるというのだから凄い。 幼いときからアーティストを志していたデルタ。女優としてのキャリアを先にスタートさせたものの、そこで得たギ ャラはすべてデモ・テープ作りに費やされたという。そんな情熱が実を結び2002年に17歳でデビューした途端、みるみるうちに国民的なスターへと登りつめ た。ピアノを基調にした美しいサウンドと、感情のこもった歌声、そして前向きで誠実な歌詞は、誰の心にも届く普遍性を持っていたのである。だが人気の 絶頂にいた彼女を、突然の悲劇が襲う。なんとガンと診断され、厳しい闘病生活を余儀なくされてしまったのである。約1年かけて無事病を克服したデルタだ が、死と向き合ったこの経験は、彼女の人生観を一変させたという。 人生に本気で向かい合っているからこそ、デルタの音楽には説得力がある・・・。
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  23. Sotte Bosse
    少し前、ラジオで頻繁に流れていた今井美樹の「瞳がほほえむから」をボッサアレンジで歌ったカヴァーヴァージョン。これをやっていたのがSotte Bosseだ った。プロデュースとコンポーズを手がけるナカムラヒロシとシンガ-のCanaの2人によるユニット。本来は2人共i-depというクラブ系のバンドで活動してい るのだが、その別ユニットとしてボサノヴァやジャズ、レゲエなどのエッセンスを取り込んだカフェミュージックをプレイする場としてSotte Bosseはスター トした。2006年10月にJ-POPのカヴァーで構成されたアルバムでインディーズデビュー。翌年10月にリリースした3枚目のアルバム『moment』に収録されてい たのが「瞳がほほえむから」で、ここでは初のオリジナル曲も聴かせてくれた。 新作の『Blooming e.p.』は、オリジナル曲中心のコンセプト・ミニアルバ ム。心地よいエレクトロニカテイストとキャッチーなメロディ、そこにCanaの舌っ足らずなヴォーカルが甘酸っぱさを加えていく。カヴァー曲の宇多田ヒカ ル「SAKURAドロップス」も軽いクラブボッサ風のサウンドにアレンジされている。また、アンビエント感覚のあるインスト曲が収録されているのも、彼らの 出自を物語るようで面白い・・・。
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  25. 奥華子
    赤いメガネがトレードマークのシンガーソングライター、奥 華子。路上でのキーボード弾き語りライヴをライフワークとし、10万人が足を止めたという“魔 法の声”、聴き手の心にしみこんでいくような優しいメロディー、切ない恋心を等身大の言葉で綴った詞世界。ピュアな感性に溢れた彼女の音楽は、世代や 男女の枠を超えて人々に支持されている。 そんな彼女の3rdアルバム『恋手紙』が完成した。前作『TIME NOTE』以来1年ぶりとなる今作は、先行シングル「 手紙」、昨今のいじめ問題にも通じる心の孤独を描いた新境地的ナンバー「迷路」、アコースティックピアノによるエモーショナルな弾き語りバラード「鏡 」、映画「ちーちゃんは悠久の向こう」の主題歌「空に光るクローバー」など、全11曲が収められた一枚。とりわけ「手紙」に関しては、“自身の作り出す 「うた」は大切な人に届けるハンドメイドの手紙のようなもの”と、アーティストとしてのアイデンティティに目覚めた曲として格別な思いがあるようだ・・・。
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  27. 東京ブラススタイル
    2007年のメジャー・デビュー以来、華やかなヴィジュアルとハジけた演奏っぷりで話題を集めてきた東京ブラススタイル。最新作は熱血野球アニメの主題歌 を集めた『ブラスタ甲子園』とのことで、昨年大ヒットを記録した『ブラバン!甲子園』の便乗企画か!と思いきや…。「野球を観るのは大好き。高校時代 ずっと吹奏楽部で、野球部の応援をしてましたし」【古屋ヒロコ:トランペット】 「野球マンガにはまってます。話がコアな程、萌える!」【本村彩織: トロンボーン,ヴォーカル】と、みんな実は、かなりな野球(マンガ/アニメ)フリークだったりする。 取り上げている曲も新旧さまざまだが、4ビート& ファンク調の「がんばれドカベン」やラテン・ジャズ風の「ゆけゆけ飛雄馬」、トランペットをフィーチャーした“どジャズ”な「虹のグランドスラム」と 、今回もブラスタならではのユニークなアレンジが光る。 「スタンドの応援曲用にアレンジしたわけじゃないんです。原曲の魅力+意外な発想で、よく知 っている曲が新しいサウンドに生まれ変わっているのを楽しんでもらえたら嬉しい」【石川恵美:アルトサックス】 いきものがかりが歌う「青春ライン」 がノリノリのダンス曲になっているのもおもしろいが、本村彩織のヴォーカルをサンプリングしてロカビリー・テイストで疾走する「タッチ」も聴き所のひ とつ・・・。
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  29. EUPHORIA
    この春大注目のガールズ・ロック・バンド、EUPHORIA(ユーフォーリア)。英語で“幸福感”を意味するバンド名は、ベースのAYAKAが中学生の頃に出逢い、 気に入って心にしまっておいた言葉で、バンドを結成したとき、いつも元気で明るく楽しいメンバーを見て「幸せという言葉がピッタリだなぁ」と思い、名 づけたのだそうだ。確かに、カワイイ女の子5人が楽器を持てば、キュートで、パワフルで、とてつもなくハッピーオーラ全開で、男子にはゼッタイ出せない 独特の魅力がある。ロックンロールをベースにしたポピュラリティ溢れるバンドを目指し、結成当初はビートルズ、ディープパープル、アヴリル・ラヴィー ンなどのカヴァーから活動をスタート。現在はメンバー自身がほとんどの楽曲制作やアレンジを手がけるまでに成長している。そして、一人でも多くの人に 共感と幸福感をダイレクトに伝えるべく、ライヴも積極的に展開中だ。 昨年2月14日にシングル「シングルベッド」でメジャー・デビューを果たした彼女た ちがこの春リリースする3rdシングル「Proud」は、大切な人と出会えたこと、過ごしてきた日々が自分の誇りと歌いあげるポジティヴ・チューン。日本テレ ビ系「ダウンタウンDX」2、3月エンディングテーマとしてオンエア中なので、聴いたことがある人も多いはず。彼女たちの最新形がここにある・・・。
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